南インド発祥の伝承医学である「アーユルヴェーダ」。
インドでは「医学」として、今も発展し続けています。
私がお世話になった南インドの病院では、最初に、まず、カウンセリング&脈診を行ないます。
インドの医師が、その方の今の状態に合わせたオーダーメイドの処方箋<パンチャカルマ>を与え、それに従って施術を行なうのが、日本でいう<看護師>の仕事です。
男性には男性の施術者が行い、女性には女性の施術者が付きます。
また、1回だけの施術ではなく、1週間、2週間…といった単位で毎日行なわれるのが一般的です。
ちなみに、私の場合は「酷い身体だから、2週間は居なさい」と言われたが5日間しか時間がなく、そのように1日の施術時間が人の倍もかけて行なうペースでした。
そのときの私は、インドで勉強を夢みて、日頃の仕事の疲労をかなり溜め込んで、無理な身体でインド・アーユルヴェーダを受けました。
インドでの毎日の施術で、少しずつ回復し、生き返る想いでした。
そのときのプログラムは、以下の内容で行なわれました。
1日目 カウンセリング・治療方針の決定・施術<アビヤンガ→シロダーラ>
2日目 施術<アビヤンガ→ポディキリ→シロダーラ>
3日目 施術<アビヤンガ→ポディキリ→シロダーラ>
4日目 施術<アビヤンガ→ピリチリ→シロダーラ>
最終目 施術<アビヤンガ→ピリチリ→シロダーラ>
アーユルヴェーダの経験があれば、其々が何となく、どんな施術か分かる方もいらっしゃると思いますが、分からない方のために、簡単に説明しますと、
「アビヤンガ」は、アーユルヴェーダのオイルマッサージのことです。
「ポディキリ」は、パーブボールを温めたオイルに漬けて、身体にそのハーブボールをポンポン叩いてマッサージするように、全身を流していきます。
「ピリチリ」は、アーユルヴェーダのオイルを大量に使い贅沢な施術で、身体全身にオイルを流し込み、とても心地よい「王様のためのオイルトリートメント」ともいわれて、とてもVIPな施術といえます。
「シロダーラ」は、アーユルヴェーダの頭、とくに第3の目といわれる額の真ん中にオイルを垂らしていくものです。
インドの医師の診断では、元々ヴァータ(風の性質)が多いのですが、疲労困ぱいの状態だったこともあり、さらにヴァータが増強していたようです。
1週間しか居られないと告げると、「せめて2週間は治療しなさい」と言われましたが、現状、仕事の休みが1週間しか取れなかったので、アーユルヴェーダ医師も「1週間しかないなら、毎日の施術時間を多めにしょう」といわれ、無理やり施術を入れてくれたのです。
通常、1人での施術ですが、2週間分を1週間に詰め込んだため、施術も2人掛かりで、たっぷり時間をかけて行なってくれました。
その献身的な施術にとても感謝そています。
施術も毎日行なったことで、私の身体も生き返り、心も「感謝」で、満たされました。
忙しい日本人が行なう施術としては、「時間もお金も掛かる」中々難しい土地柄の南インドでの施術となりますが、本格的・妥協なしの施術で、日常も忘れ治療だけに専念することができて、人生最大の「良い体験」となりました。
当院では、出来る限り、南インドのアーユルヴェーダの施術をもとに、しっかりとカウンセリング&脈診をして、あなたに今必要な施術をご提供しています。
体だけでなく、心のケアも両方を診て、あなたの状態にあった施術を、1つ1つ、ゆっくり丁寧に行なうために、個室で「1対1」の施術を来ないます。
食事や生活のアドバイスも、薬やサプリメントに頼らず、必要なヨガポーズや食事を指導しています。
お気軽に、ご相談ください。
あなたの明るい未来のための「アーユルヴェーダ」を実感してください。
アーユルヴェーダ&鍼灸月とロハス治療院
室長ヨーコ