インドの伝承医学である「アーユルヴェーダ」は、5000年の古代インドからの歴史がつくった医学療法です。
サンスクリット語で「生命の科学」「生きる知恵」といった意味を持ちます。
インドの人々は、毎日のようにマサラ(香辛料で作るカレー)を食べる習慣があります。
インドの香辛料で有名なガラムマサラ・クミン・ターメリック・ブラックペッパー・コリアンダーなど、ご存知な方も最近は多くいらっしゃいます。
インドカレー店も多く存在するし、アーユルヴェーダで人気の「南インドの薬膳カレー」の店も何かと増えてきています。
私も南インドで学んだ、マサラを配合したカレーを作ります。
インドで毎日マサラでも飽きないのが、不思議です。
1週間~2週間くらい滞在しますが、美味しいので、ついたくさん食べすぎて太ってしまいます。
また、アーユルヴェーダ発祥である「南インド・ケララ」では、病院内でアーユルヴェーダの施術が受けられます。
最初にドクターが診察をして、「パンチャカルマ(処方箋)」が決まると、治療開始です。
そのとき使うオイルが「薬草オイル」です。
30種類以上の様々な薬草が入っていて、それを良く煮込み、ベースオイルと合わせて使うそうです。
当院では、そのインド・アーユルヴェーダ病院と同じオイルを3種類取り寄せて、その方の体質や症状に合ったものを調合します。
オイルの話を聞いていたときにピンときたのが「女性疾患の方に良い」感じがとてもしました。
当院では、全身オイルトリートメントをするときに使用します。
皆さん「施術後、何日か身体がいつもより温まってる」ということを云います。
そのオイルがコチラです。
思った以上に黒い色ですよね。
しかし、このオイルを患者様の悪いところに、多めに摺りこみます。
皮膚から臓器に浸透していくのに、5分かからないと、古代インドの医学書に書いてあります。
臓器に浸透し、身体の老廃物であるアーマを除去します。
それこぞが「毒出し」と云われるゆえんでしょう。
アーユルヴェーダは、手技も大切ですが、それと同じくらい「オイル」の質で決まります。
治療として行なうアーユルヴェーダは「薬草オイル」です。
あなたに合った薬草オイルで、アーユルヴェーダしてみてください。
なにか得ることに気付けるはずです。
アーユルヴェーダ&鍼灸月とロハス治療院
室長ヨーコ