アーユルヴェーダとは
アーユルヴェーダは、古代インド5000年の歴史の中で育まれた思想です。
アーユルヴェーダとは、サンスクリット語であり、日本訳では「生命の科学」「生きる知恵」といったことを意味します。
古代インドの先人たちの知恵がたくさん詰まった「生きる指南書」ともいえるのではないでしょうか。
そこには、「心も体も健康で、幸せに生きる」ことを大事にした「生きる」がテーマだと感じます。
私は、幼少期から身体があまり強いほうではなく、いつも健康な人が羨ましく感じていました。
私なりの「健康=生きる」ということを誰よりも真剣に考えた結果として、「アーユルヴェーダ」との出会いがあったと思っています。
今の現代社会では、ストレスが多く、精神的にも疲れてしまうことが多いですが、少しでも「心を豊かに幸せに生きる」というアーユルヴェーダの思想が、私の施術を通して皆さんに伝えられたら嬉しいです。
生活の一部として、いろんなことにアーユルヴェーダを取り入れることで、健康で幸せに生きることへ繋がっているのだと思います。
アーユルヴェーダ的・ライフスタイル
アーユルヴェーダを上手く生活に取り入れていくと、自然に心も軽く穏やかに過ごせて行けます。
軽い運動として、「ヨガ」もおすすめです。
ヨガは呼吸を大切にした身体のストレッチのような感覚です。
ヨガのポーズの良いところは、みんな同じではなく「自分は自分」という考えかたの中にあるので、自分の気持ちが良いところまで身体を伸ばしたり曲げたりしています。
筋肉の動きにも無理がなく、伸びたら緩ますといった一連の動作も、筋肉や関節にはとても良いことだと思います。
また、食事でもインド食にしなければいけないと思いがちですが、違います。
日本人に合った食事は、たぶん大抵の方であれば、「和食」です。
その和食に、インドのスパイスを少し取り入れることで、身体の不調さえ和らげることがあります。
また、インドのスパイスは、身体を温める作用のあろものが多く、冷え性の女性にも、スパイスをライフスタイルに取り入れて欲しいとおもいます。
私はよくフレンチドレッシングの中にガラムマサラを入れたり、コーヒーにシナモンを入れたりします。
とても手軽に取り入れられて、気分も変わるので楽しめます。
ダイエットにも使えるのが何と言っても「白湯」です。
なんか昨日食べ過ぎたなといった朝や、新月の夜に、白湯だけの食事をとります。
プチ断食といった感覚となり、食事を1食か2食抜くだけで、身体も軽く、便秘解消にも良いです。
身体が弱っているときに行なってはいけませんが、ちょっと最近身体が太ったかな、と感じたときのお手軽ダイエットとしても「白湯生活」は、身体の浄化に繋がることでしょう。
アーユルヴェーダ・オイルトリートメント
アーユルヴェーダのベーシックな治療法に、「アビヤンガ」があります。
一見みたら、ただの「オイルトリートメント」と思われがちなのが、アーユルヴェーダのアビヤンガです。
アビヤンガの目的「血液をキレイする」こと。
身体の中を流れている血液の滞りで不調となり、停滞して、ひとり一人身体の弱いところは違いますが、その弱いところに血液が流れていかなかったり、老廃物が溜まりやすい状態となり、病気をつくってしまうことが多いので、アーユルヴェーダの基本的な治療法には必ずアビヤンガが組み込まれています。
当院では、医学的にみた施術を行なっているので、オイルトリートメントの方向性も気にして行なっています。
通常のオイルマッサージ(リンパマッサージ)は、リラクゼーションを目的としていますから、静脈マッサージです。
アーユルヴェーダのアビヤンガは、その逆で、医学的な動脈のマッサージが大きな特徴です。
また、当院は女性鍼灸師でありながら、インドケララ州のアーユルヴェーダ病院で修行を行なった、「治療」をメインとしてアーユルヴェーダを行なっています。
東洋医学のプロでもあり、西洋医学の知識を備えているので、患者様の病院で行なっている治療を妨げるようなことはない施術です。
しっかり、解剖・生理学を学んだからこそできることです。
「美容や癒し」でのアーユルヴェーダが多くある中、当院は、鍼灸師が行なう治療としてのアーユルヴェーダを、真剣に取り組んでいます。
とくに不妊治療で「赤ちゃん待ち」の方や、更年期でのさまざまな症状を持っている方のはとくにオススメだと言えます。
本来の南インドのアーユルヴェーダも、そのように「医療」として行なうことを目的としています。
ただ「美容や癒し」が馬鹿にしたり、悪いといっているのではなく、実際にスリランカでは病院以外でのセラピストさんのオイルマッサージもあります。
南インドのケララが発祥だと言われているアーユルヴェーダですが、そのケララではアーユルヴェーダ病院のみの施術となっているのも、私が修行として選んだ理由です。
医学としてのアーユルヴェーダを勉強したかったのです。
そんな、医学的なアーユルヴェーダが当院で受けるメリットとなります。
今は病気はなっていないけど、体調が悪い方や、何だか不調、といった方に広く使っていただきたいアーユルヴェーダです。
ケララで学んだアーユルヴェーダは、お世辞にも気持ちいいものではありませんでした。
しかし、毎日施術を受けていくことで、「身体かるーい」といったことはもちろん。
オーラまで浄化された気分となり、自分の周りまでキラキラしてきます。
たぶん、身体の外側のエーテル体やアストラル体などが生まれ変わったように、イキイキすることでキラキラと見えるのです。
1回目は、痛くて、身体から老廃物を搾り取られる感覚の「毒出し」という表現が正しい気がします。
2回、3回と続けて行なっていくことで、痛みもなくなり、心地良い感じになってきます。
インドと同じような環境で行なうことも良いですが、なかなか毎日アーユルヴェーダのアビヤンガを受けれるほどのお金と時間の余裕がある方々が日本には少ないとも思うので、そこは1回でも「毒出し・浄化」の効果が出せるアビヤンガを目指しています。
日本人の肌は、とくに敏感で繊細ですので、そういった配慮でつくられた、当院の「経絡アーユルヴェーダ」です。
経絡のツボを随所に用い、あなたに必要なツボを優しくプッシュしていきます。
アーユルヴェーダ&鍼灸月とロハス治療院
室長ヨーコ