東京で人気のエステサロンやマッサージ店は、ネットの<口コミでも評判>もはじめて行く方にとったら、とても大切な情報です。
そのためにサロン側での努力は辛いものがあり、技術やオイルの品質を変えずに値段だけ安くするというのは、とても危険な感じがします。
頑張って仕事をしても、給与が安いという原因を作ってしまうからです。
「予約がとれない」「口コミNo1」といった評判の高いサロンとしては、とにかく安く頑張りたい、という気持ちも分からなくないですが、働く側としては一番嫌な職場になっていくはずです。
また、朝から晩までの長い拘束時間があり、結果<自分の身体を壊す>ことに繋がってしまうのです。
私は、そのようなセラピストを何人も診てきました。
まさに、当治療院は心と体の病んだセラピストを呼んでしまうみたいなんです。
施術たびに「仕事、まだ続けるの?」というと、「言っても辞めさせてもらえない」とか、「もう飛ぶ(逃げる)しかない」とか言って、精神的に参ってしまっている方が多いことに、最初はびっくりしました。
ただ、私のところに来る方は、同業者(セラピストや医療関係者)も多くいらっしゃいます。
それを「面倒だな」とは、全然思いません。
近所の整体院で「同業者お断り」と張り紙をしてあるお店がありました。
それは、とくにその方の偏見なのか、嫌な目に合ったのか知りませんが。
私から見たら「傲り高ぶった整体院」としか映りません。
また、医学知識もなく、無資格な整体院で、「診療中(治療できる)」という看板を表のドアにつけているのが、私には傲慢にしか感じられませんでした。
私は、治療家は、常に、謙虚な姿勢が大切だと思っています。
また、「私が治してあげます」「すべて治せます」という治療院の謳い文句が嫌いです。
本来、病気は自分の何かしらの「蒔いた種」なのです。
ですから「刈り取るのも自分」と認識してほしいのです。
私は、それに気がづいて、治していくお手伝いをすると、思っています。
しかし、同じようにアドバイスしても、全然やらずに変わらない方もいれば、アドバイスを聞き入れて出来る限りやって改善していく方もいて、それは本当にハッキリ差が出ます。
ただ、私のところに頼ってくる限りは、どなたでも見捨てることはできません。
結果、前者のアドバイスを聞き入れない方には、「だから治っていかないよね」というキツイ話もします。
私は、嫌われたくないというより、その方の病気(症状)を本人と一緒に治すことの方が大事です。
患者様は、私にとっては<家族と同じ>なので、言いにくいことも言ったりすることも当然あります。
それで来なくなる、というのは正しい家族関係が出来ていなかったことが問題です。
私の力不足です。
施術受ける側からすると、安くてよい店を当然、探します。
その判断の一つに<口コミ>が大変、効果的なのも頷けます。
「コスパ良く、施術も最高」と書いてあると、「じゃ、行ってみようかな」となるのが、人間です。
しかし、お店の裏側で行われている従業員を大切にするのか、しないのか、というところに、大きく隠された<口コミの罠>を感じます。
誰にとっても100%最高に良いお店はないと思いますが、大切なのは<施術する方の状態>だと思います。
それは、体も心も精神もすべての状態が健全で、癒しや治療の「良くなる方」へ向かっていけるだけのパワーが必要だと思っています。
治療家の方に言わせたら「そんな当然のこというなよ」と、たしなめられそうですが、実際、施術側のほとんどの人が口に出す言葉が、「給料安いのに、こき使われる」「長時間労働で身が持たない」「身体がめちゃめちゃ疲れてる」、そういった文句が後を絶ちません。
そういった心の叫びが、問題を生み、身体を壊していくことも多いと思っています。
それは、施術する人間がいかにいろんなことに<引っ張られない>でいられるのか、ということや、施術の意味をもって行なっている、<どこか目に見えない何かが大事>ということがいえると思います。
私自身もいろんな葛藤があり、乗り越えられたかどうかも分かれません。
ただ、いつも思うことが、<目の前の今(治療)に集中しよう>としていることを、繰り返しています。
そこに派手なパフォーマンスなどなく、料金についても、受けていただいた方に「受けて良かった」と思われる施術をしたいと思っています。
たとえ、外国人や地方の方だから、「その場しのぎの施術」「とりあえず形だけの施術」だと思うことなく、自分の治療を信じて、強く五感で感じとる施術を行なっていけたらいいと思っています。
私は、たぶん普通の方より全然他で修行をした経験が少ないです。
自分がそのことで、「修行年数が少ないのに、すごい」と思ってもらいたいるわけでなく、また「少ないからその分仕方ないでしょ」という開き直りもないのです。
ただ、私は、<施術を行なう意味を大切>にしています。
はじめての方で、すでに「この施術を受けたい」といって、予約をしてくれる方も多くいます。
ただ、<本人の考えてること>と、<本人の身体が考えている施術>が、相違しないときがあります。
それを見極めるために、「四診」という中医学でつかう診断法を用いた<カウンセリング>を行なっています。
初めに、本人の身体の把握を知るために、カウンセリングで主訴(本人の身体の訴え)を聴きます。
次に両手を使って<脈診>を行ない、その方の弱い臓器と強い状態を診ます。
次に<舌診>で、さらに繊細な身体の状況を察します。
その情報からでも、十分にその方の体と心の状態が分かります。
その身体からの叫びを読み取ることで、「いまの状態なら、まずはこちらの施術から始めたほうが良いです」といったご提案をさせていただいています。
「ただ、なんとなく受けたい」といった癒しの施術なら、本人の自由な施術を受けさせることで充分ですが、本人が治療を望んで「病気(症状)を良くしたい」と思っているのならば、その気持ちに一番に応えたいと思っています。
「ただ、癒されたい」という場合でも、私は意味を持って癒したいという気持ちです。
短い修業時代でしたが、口コミで人気の鍼灸院などで働いていたので、色々と見れた部分もありました。
毎日、人数だけをこなすことに慣れていくと、精神性が失なわれ、施術者のメンタルも駄目になっていきます。
私の場合は、大勢の人を流れ作業のように施術している治療院だと、実際が全て診ることができず、治療というより作業に近いものでした。
ですから、自分で「始めから最後まで診る」ことができる治療院の方が、まだ向いていたように感じましたが、やはり何か営業ぽさを必要とされ、自分向きでないことに気づきました。
こんな経験も少ない私が、一人で独立したことを鍼灸仲間の間では「世間知らず」「なにも出来ないくせに」といったような、中傷も受けました。
しかし、私は<一人ひとりの患者様をきちんと診る>ことを、なにより大事にできたので、自分で治療院を始めて本当に良かったと思いました。
そのときの意志は、いつも忘れてはいけないと、心に刻んでいます。
自分の治療院として最初のころは、その経験不足を試されるかのように、いろんな病気の方がいらっしゃいました。
<女性疾患・不妊治療>といった専門性をうたっても、全然違う患者様ばかり。
ぎっくり腰、股関節痛、メニエール病、坐骨神経痛、静脈瘤、うつ病、ばね指…といった少し変わった症状の方ばかりが何故か、突然、来院してくれて、その度にいつも新しい課題を与えられた新人のような気持ちで、戸惑ってばかりいました。
将来<不妊治療専門の治療院>を考えていたので、自分が修行した治療院も、すべて不妊治療として必要なことだけしか行なわなくていいと思い込んでいた私の甘い誤算でした。
治療院をはじめたばかりのころが、不妊治療でない、いろんな病症で来る患者様に、とにかく「良くなってもらいたい」という一心で、大した知識もなかったと思いますが、それを埋めるように一生懸命に治療に励みました。
その努力があってか、私も少し治療家として、自信になっていけました。
昔のたくさんの患者様のお陰で、今の私が自分の治療に自信を持って向かっていけるのです。
本当にありがたいことです。
当治療院は「大勢の患者様を診る」ということができません。
ひとりの施術者だけで行なう治療院ですので、1日にできる人数も限られてしまいます。
また、予約制なので、「今からできます」という感じでもありません。
(当然予約がなければ可能です。)
わずらわしいと感じるかも知れませんが、毎回、来ていただいた方の<記憶に残る施術>を心がけています。
初めての方には、とくに施術をしながら施術の意味や説明をします。
「話している途中、眠くなったら寝ても良いですよ」といって施術の説明をしていますが、ほぼ9割の方はウトウトしながらでも話を聞いてくださいます。
有り難いことです。
それは、私の<施術魂>とでもいうべきか、施術ひとつにも意味を持って行なっているからです。
ホームページを読んでいただいてもいいと思いますが、私はできる限り<口から伝える>とこを大事にしています。
当治療院は、ひっそりと黙々と行なう毎日(ほぼ年中無休)ですが、とても皆さんが元気な気持ちで帰られるのが、私の喜びです。
身体の疲れが取れても、心がモヤモヤなんて人は、施術後にタロット占いをしていかれます。
一般的なタロット占いとは違うので、占いをしない方でもリピーターさんになります(なぜでしょうね?)
施術後のタロットは、室長ヨーコからのサービスとして、通常の半額で行なっています。
それがセラピータロットです。
施術の値段は決して「激安メニュー」は出せませんが、1回ごとの施術を「ベストを尽くし」施術しているので、そういった気持ちで考えると「安い」と思っていただけたら嬉しいです。
1か月に1回でも「ヨーコに会いに来た」といわれることが、治療院の域を超えているように感じますが、信頼関係を感じられて嬉しいです。
「安い」「手軽」「コスパ最高」といった価格競争から外れているとは思いますが、あなたにとって、必ず必要な施術を行なえる自信を持って、<常にベストを尽くせ>と自分に叫んでいます。
同業者のマッサージ屋さん、ほぐし屋さん、看護師さん、占い師さん…という方も色々な方がいらっしゃいます。
基本、職種は関係なくWelcomeです!
「ヨーコに呼ばれた」といった方、1ポイント増しで、お待ちしております☆
提供:月とロハス治療院 室長ヨーコ