女性はとくに「小顔」を気にします。
女性鍼灸師から、あなたに!毎日の習慣にしていただきたい「小顔生活」をご紹介します。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

1.オイル選び

当治療院で使用しているのは、「セサミオイル」とインドのアーユルヴェーダ医院の「薬草オイル」です。

また、あなたがセルフで行なうときに使用していただきたいオイルは、スーパーでも手に入る、低温圧搾の太白のごま油です。(通常のごま油ではありません。)

アーユルヴェーダでは、太白のごま油をそのまま美容として使うのではなく、不純物を取り除く作業として「キュアリング」の作業を大切にしています。

やり方は簡単!

ごま油を120度で3分キープした後、火を止めて熱を冷まし、遮光瓶に移し替えて、完成です。

ごま油は、抗酸化作用が他のオイルより優れているので、酸化しにくい点も魅力です。

また、乾燥を防ぎ、小シワをなくし、肌の保湿力が高いです。

実際に食用で使われるものですので、無添加でとても安心だといえます。(化粧品にすることで防腐剤が必要になるのです)

 

2.クレンジング感覚

毎日のお化粧は、何で落としていますか?

クレンジングクリーム、クレンジングオイル、クレンジングミルクなど、ドラッグストアなどの市販のものを使う方が多いと思います。

なるべく肌への負担をかけさせないために、市販のクレンジングではなく「無添加のオイル」が肌を傷つけず、負担をかけません。

綺麗なモデルさんが化粧落としにオリーブオイルを使うと聞いたことがありますが、一般的なス-パーのオリーブオイルは大量製法で粗悪な場合が多いのでお勧めしません。

また、化粧をしたら「紫外線」が一番の大敵になりますので、家に戻ったらすぐクレンジングをすることが美肌の一歩です。

そのクレンジングにも「太白のごま油」です。

 

3.お手入れのオイルマッサージ

太白のごま油は、化粧落としに使うだけでなく、マッサージオイルとしても使えます。

化粧をしていた場合は、クレンジング用にオイルで軽く顔全体に伸ばし、一度ティッシュで拭き取り、再度、太白のごま油を使ってゆっくりオイルマッサージしていきます。

【1回目クレンジング➡ふき取り➡2回目オイルマッサージ】の順で、次の日のメイクのりが全然変わります。

「シワ」や「シミ」を目立たなくさせたり、肌のターンオーバーを通常の周期(平均的な生理周期と月の満ち欠けと同じ「約28日」)に導きます。

力任せに行なうのではなく、クルクルと顔の周りをマッサージして、仕上げに美容液を肌にのせるように手のひらでゆっくり覆い被せます。

ティッシュで軽く押さえて油分を取り、無添加石鹸をたくさん泡立て、泡でやさしく洗い流します。

その後、化粧水、美容オイルとしてまた太白のごま油を薄く顔全体に伸ばします。

これ1本でクレンジングオイル、マッサージオイル、美容オイルの3役をしている万能オイルです。

 4.顔のコリが「心のコリ」

当治療院のオプション・メニューに、オイルを使った「かっさマッサージ」があります。

体だけでなく、顔の表情筋も「コリ」が溜まります。

顔のコリを放っておくと、顔の表情も固まり、筋力が落ちて「たるみ」の原因にもなります。

顔は【心の窓】ともいいますが、第一印象での「豊かな表情になる」ことが、とても重要だと思います。

「疲れたな」「いいことないな」なんてときこそ鏡をとおして「自分を見つめること」をオススメします。

顔のコリは案外自分で気づけないことが多いのです。

毎日お化粧して顔を見ていても、気が付いたらシワがたくさんできていた、なんてこともあります。

そんなときでも、そのシワが「優しい表情」であることが、その人が生きてきた年輪を感じさせ、第一印象で、いい人生を過ごした人なんだろうな~と想像してしまいます。

「老い」を怖がるのではなく、「老い」と上手く付き合うことで、よい表情がよいシワを作ってくれるのだと思います。

そのために行なうオイルマッサージを、月の満ちる「満月」に託し、太白のごま油をお肌に吸収させて美しく歳をとっていきたいと願います。

 

5.心の余裕が肌に表れる

セルフケアのマッサージをするときは、イライラしたときや疲れたときにムリに行なうのではなく、落ち着いた楽しい気持ちの中ですると、より美しさがアップするものです。

また、部屋の掃除をしてみたり模様替えをしてみることで、今度は自分をキレイにしてみたいと、気分もあがります。

そんな気分が乗ったときこそ「美容の日」にしてしまうのです。

顔のオイルマッサージを行なうことで、自分の顔とゆっくり向き合うと鏡の自分があなたの「心の状態」を写し出し、教えてくれます。

「私こんなに疲れていたんだね」

「ご苦労様!」

と、自分自身にエールを贈るだけでも、何だか癒されて元気になり、お肌も甦ります。

自分を見つめる良い機会です。

そんな自分だけの時間を大切にして欲しいと思います。

 

6.小顔のための姿勢づくり

「小顔」になるために、必死にフェイシャルだけ頑張ってしていたりしていませんか?

それは、小手先の技術に過ぎません。

当治療院は、フェイシャルだけのコースがありません。

それは、顔だけに集中してしまうスキンケアでは、顔に「余計な氣」を集めてしまい、逆に流れを悪くしてしまいます。

ですから、「一部部分」だけの施術を好みません。

東洋医学は、あなたの全身の気・血・津液の流れを良くして、自律神経のバランスを整えることが大前提だからです。

顔のむくみが気になるときも、顔と一緒に身体全体を整えることからはじめます。

ですから、その前提として、あなたの身体の状態は本人からの主訴だけでなく「脈」でそれを知ることが大切なのです。

本人が気づけない身体の異変にいち早く気が付けることが、東洋医学の良い点です。

とくに、むくみは腎の気が低下していることが原因のひとつですが、そのもうひとつ先の原因があります。

本当の原因は、個々で違い、解明することで、むくみの根本的な改善に繋がります。

また、「小顔」になりたいのであれば、まず「姿勢」が大切です。

顔がむくみやすく、いつも腫れぼったい顔に悩んでいる方は、猫背で前のめりな姿勢で顎が出ている状態です。

 

ここで、重要な「正しい姿勢」は、自分で確認できますので、ぜひ行なってみてください。

①壁に体をつけて、足も90度に開き壁につけます。

②その姿勢で腰の少し上に握りこぶし1個分空きのあるのがよい姿勢の状態です。

横から見ると、耳・肩の肩峰・股関節の大転子・外くるぶしが一直線状になっています。

その姿勢ならば、きちんと顎が引けていますので、肩こりもなく、スッキリした小顔に見えるはずです。

どうでしょうか? 結構、辛い姿勢でしたか?

この正しい姿勢を維持していくことで、小顔・肩こり・腰痛・胃もたれ・便秘といった症状を改善することもありますので、頑張ってみてくださいね。

 

5.肩こりは小顔の敵!

4でお話しした「正しい姿勢」のとり方が大切になってきますが、とくに肩こりで前かがみの方は、気を付けましょう。

スマホばかり見てしまう方は、とくに慢性的な肩こりになりやすいです。

その肩こりは、肩だけでなく首や頭の血流が悪く、胃や肝臓も疲れて筋力も衰え、ぽっこりお腹の原因になります。

歳の方の姿勢の悪さがお腹まわりを大きくして、基礎代謝も低下し、なかなか痩せることが出来ません。

私も治療家になる前、猫背が酷い、慢性の肩こりでした。

しかし、毎日の姿勢を気にして、正しい姿勢をキープすることで、改善できました。

ぜひ、あなたも毎日続けることから始めてみてください。

その美しい姿勢をキープするためには、【筋力をつける】ということが大切になってきます。

肩甲骨回りだけでなく、腰回り・下半身の筋力も鍛えましょう。

姿勢から生活が変わり、あなたの未来も変わります。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA    

記事:アーユルヴェーダ&鍼灸 月とロハス治療院 室長ヨーコ