施術を行なう場所は、鍼灸治療院・接骨院・整体院・リラク・エステといった様々な場所があります。
また、店舗によっても時間の記載が「施術時間」か「所要時間」かで、時間も大きく変わってきます。
「施術時間」は、単に施術を行なっている時間のことです。
「所要時間」は、店舗に入って受付した時点をスタートとし、終わってお店から出るまでのトータルの時間を所要時間とします。
それぞれの施術店舗にも異なりますが、「施術時間」か「所要時間」かの違いで、時間の感覚が大きく変わります。
施術内容が自分に合っているのか?
時間の大切かも知れませんが、一番に気になるのが施術時間内で行なってくれることが、どんな内容なのか?ということです。
そして、それが果たして今の自分に必要な施術なのか?ということがもっとも重要な事項です。
自分の身体の状態が分かっているならば、必要な施術が分かると思うのですか、当治療院にいらっしゃる方のほとんどの方が、そこが分かっていないことが多いです。
もっとはっきり言うと、自分が「受けたい施術」と「受けるべき施術」が噛み合ってないこともしばしばです。
自分の「疲れた症状が何処からきているのか?」「どうしてこうなったのか?」といったことが、疲れすぎると考えられなくなってしまいます。
また、なんとなく美容院にいく感覚で「髪が伸びたから」と同じように、治療院も「疲れたから」と簡単に行くのですか?
それとも病気を改善するために月に数回通っているのでしょうか?
それも何年も同じペースで通院しているのですか?
それで、症状は良くなってきたのですか?
私は治療家として、健康管理には人一倍気をつけて毎日を過ごしています。
また、年齢とともに起こりうる症状にも前もって必要な食事・運動を心がけています。
こんなに頑張っているから、当然患者様から「いつも元気ですね」と言われます。
それは、自分がどれだけ患者様に「元気のパワーを与えられるか?」ということも大切にした施術にしたいからです。
自分の身体が辛いのに、仕事だからと楽しい会話をして空元気を出すことも悪いとは思いませんが、もっとよいのは「語らなくとも施術後に、心も体もすっきりした」という状態にさせてあげられるのか、ということです。
もう1つは、患者様が抱えている「病気」や前段階の「未病」をその場でどれだけ改善できて、その症状が現れなくなるのか?ということも大切な目安になります。
ですから、当治療院では最初に「四診」という中医学の診断法で診た「四診カウンセリング」というのを行ないます。
四診カウンセリングと施術
中医学では「望・聞・問・切」の四種類で診察することを「四診」といいます。
そして、それに基づいた「弁証」で原因を見つけ、治療を行なっていきます。その「弁証」には、表裏、寒熱、虚実、陰陽の8つあり、臓腑(五臓六腑)の弁証と経絡の弁証があります。
シンプルに考えた診断の内容は以下です。
①本人からの主訴(身体の不調のあるところ)
②脈診・舌診
③②での情報で得た経絡によるツボ刺激
④施術時に全身を隈なく確認するので、とくに手のセンサーから感じる不調箇所へのツボ刺激
それらのことを中心に診断して治療していきます。
ここで本人にとって大切なことが①です。
それは、自分の身体を「どこまで把握できているのか?」というところです。
初めての方だと「できるだけ全部話したい」と思う人もいれば、「少し話して本当に心から信頼できるか(自分の身体を任せてよいか)様子を観ながら話す」という方もいます。
当治療院でも圧倒的に後者の方が多いです。
ただ、お話されなくても、身体は嘘をつかないので分かってしまいます。
②④を行なうことで、よりはっきりした身体の不調が診えて、そのことをお伝えすると「なんで分かったのですか?」とびっくりされます。
ただ、これは治療の大前提です。
実際に分かるのは当たり前。
そこを治せることが大切なことです。
私は、その「治す」というのは、治療家の私が治すのではなく、不調を抱えているあなたが治すことだと思っています。
私がいくらその場だけ良くしても、本人の生活(食事・睡眠・運動など)が変わらないと癖としてまた同じことの繰り返しとなるからです。
ですから、私は、あなたの「不調を改善するお手伝い」をしていると思っています。
治療後には、必ず、改善のための食事や運動をアドバイスしています。
ツボをお教えして、お灸を家で行なってもらうこともあります。
あなたの今、一番必要な施術を提案して、「どこがどうなのか」という身体の状態をお伝えしながら、アフターケアのアドバイスしています。
個人差はありますが、必ず改善し、通う回数も少なくなり当治療院を卒業することを目標としてもらっています。
それでもまだ通いたいという方は、「健康&美のサポート」で継続することをおすすめします。
まずは、自分が「どんな方法で治療したいのか?」「単にその場だけ癒されたいのか?」で、目指す施術や場が変わると思います。
そこをしかっり考えたうえで、あなたの目的にあった施術を間違わずに選んでいただきたいと思います。
また、「時間」で判断できるものではないので、長いからいい、短いからダメということでもありません。
また、「10分で疲れをとる施術」と「60分で疲れをとる施術」は、場や人によっても違います。
また、同じ治療家の施術でも、10分なら部分的に本当に辛い箇所の痛みを和らげるだけになりかねません。
しかし、60分という全身を診ることができれば、悪い箇所の原因である「臓腑」の改善もやっていけるので、「本当にしっかり治したいと思うのか?」「その場で楽になれればいいのか?」という、施術を受ける側の気持ちで大きく変わります。
なぜ、治療が必要なのか
私は、幼いころから身体が弱く「虚弱体質」とでした。
肩こりで接骨院に毎日のように通うような小学生でした。
そこで、「あなたは一生治らないから、ずっと通いなさい」と大人の先生に言われ、身体が弱いことを諦めるしかないと思い込んでいました。
3食以外にも、スポーツのために健康ドリンクを飲んで、寝る前に養命酒を飲むような子供でした。
皆が健康維持で行なうスポーツが、私には「疲れのもと」にしかなりませんでした。
なるべく疲れないように、中学高・高校は「運動しない部」を求めて、自分を消費させない努力をしていた子供でした。
そんな私が大人になっても変わるはずはありません。
しかし、30歳を超えたある日、「不妊」という現実と向き合いました。
そこで大きく自分が変わりました。
何年も病院を通っても、辛い検査や薬を続けても、原因すら不明でした。
そんなときに、「東洋医学」と出会い、人生の180度、見解が広がりました。
東洋医学の「鍼灸」、「アーユルヴェーダ」。
まだ、「不妊に効果があるのか?」分からないけど、鍼灸とアーユルヴェーダを深く知りたいと思い、気が付けば「自分が施術する」ことを行なっていました。
そして、まずは自分の身体を使って鍼灸とアーユルヴェーダをした結果、あらゆる不調が消えていったのです。
当然、子供のころに言われた重度の肩こりも全くなくなりました。
だから、皆さん「自分に負けないでほしい」と思います。
自分は生まれつき身体が弱いことを、放っておかないでください。
あなたはひとりで戦わなくてもいいんです。
弱点こそ強み
そんな自分の「不妊」をきっかけにした、他の不調。
冷え性・便秘・生理痛・貧血・疲れやすい・寝ても眠い・下半身の冷え・上半身ののぼせ・動悸・息切れ…などと挙げたらきりがないくらいの症状が、自分で毎日のケアとして「鍼灸」「アーユルヴェーダ」を行ない改善していきました。
その2つの相乗効果こそ、私を元気にしてくれました。
身体が弱いという弱点こそが、願ったり叶ったりの私が経験したことを活かすための「得意な治療分野」となりました。
<得意分野>
女性疾患全般・マタニティケア・逆子
小児疾患(夜泣き・疳の虫・小児喘息・夜尿症など)
精神症状(うつ・パニック・統合失調症など)
なお、体調によるご質問や予約・お問合せは、メールでお受けしております。
oyoneko52@yahoo.co.jp
施術前の心得
施術については、行なう1時間前までに、軽くお食事など済ましてから来ていただくようにしています。
満腹時や空腹時、どちらの施術の場合でも危険です。
内臓にも負担がかかり、ベストな施術が受けにくく、良い感覚も得られにくいこともあります。
また、時間に余裕を持って受けていただきたいと思います。
当治療院は、時間は目安として記入していますが、人の身体は時間で区切れるものではありません。
時間を過ぎた施術でも、延長料金はいただいていません。(注:本人の希望施術の場合のみ発生します)
また、中国とインドで修業を積んだ室長ヨーコが、あなたの心と体のお悩みに、全力で対応させていただきます。あなたはできるだけリラックスしていただければOKです。