女性の社会進出に伴い、晩婚化が進み、同時に晩産化や、不妊治療も深刻な問題となっています。
「まだ仕事を精一杯したい」「プライベートで趣味を充実させたい」「経済的な余裕ができてから」等の様々な理由で妊娠の適齢期を遅らせてしまうと、いざ妊娠したいと望んだ時に恵まれないという結果を招いてしまう事になる場合もあります。
その理由として考えられるのが、卵子の劣化や子宮の劣化などの年齢に伴う生殖機能の低下です。
様々な化粧品やエステが登場して、見た目は若々しく健康的に見える高齢の女性も多く見られるようになりましたが、内臓機能は、年齢に逆らう事ができず低下していきます。
その結果、30代後半から40代にかけて出生率がグッと下がり、流産率が急増している事が分かっています。
このように、心身に適した年齢では十分な妊娠力は、年齢と共に減少していく事に注意が必要です。
このような年齢に伴う生殖機能の低下の他に、不妊の原因として考えられるのが、卵管に異常があり妊娠が妨げられる卵管因子や、染色体異常等で卵子が正常に成長できない卵巣因子、子宮奇形や子宮筋腫等の子宮因子、精子が卵子に入り込めない状況の免疫性不全症等があります。
不妊の原因には様々なことが要因となっているので、どんな治療法が効果的なのかを専門家とじっくり相談する事と自分に合った不妊治療を行う事が必要です。